すっかり間隔が空いてしまいましたが、久々のブログ更新です。
今回は顎関節症について、私の見解を記事にしたいと思います。
ここで書かれる内容は私個人の私見が含まれますので、ご参考程度にされますようお願い致します。
顎関節症でお悩みの方、とても多いです。
私も勉強してはいますが、治療法については正解がないのが現状です。
マウスピースであったり、認知行動療法や、ストレッチ、マッサージ、ボトックス注射、鍼、電気…etc
いろいろな方法が提唱され、流行りや廃りもありました。
噛み合わせが悪いから、顎も悪くなっている。矯正治療や、被せ物をやりかえて噛み合わせを改善させる必要がある。
という話も耳にするかもしれません。
ですが、近年で実施されている治療方法の大体は、筋肉に負担をかけないようにする、あるいは筋肉の緊張をほぐす方法です。
なぜかというお話は後述いたしますとして、まずは顎関節症と噛み合わせの関係をお話したいと思います。
「噛み合わせを治さないと、顎関節症は治らない。矯正治療をしましょう」と言われた方、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
「待った!」です。
一日のうち、歯と歯が噛み合っている時間がどのくらいか、ご存知ですか?
これは有名な話なので、ご存知の方もいらっしゃるのではないかと思います。
正解は10〜15分です。
お食事の時であったり、ふとした時に接触している程度とお考えください。
これだけの時間で、顎関節にそこまでの負担がかかるでしょうか?
当然「No」です。
では、痛みが出たりといった顎関節の症状が出る方は、なぜなのでしょう?
答えは分かりやすいです。
単純に、通常の人よりも歯と歯が触れ合っている(もしくは咬み合っている)時間が長いからです。
噛み合わせを気にするあまり、つい歯と歯がふれあいがちになってしまう方、要注意です。
勉強中・仕事中や満員電車、育児や睡眠時に歯をグッと食いしばっている方、要注意です。
「歯」そして「顎関節」への負担大です。
こういった方は「Tooth Contacting Habit (TCH)」歯列接触癖と言われ、正常な状態ではありません。
歯と歯が常に触れ合っていると、当然、顎周りの筋肉に負担がかかり、筋肉痛のような筋症状を引き起こします。これが最も多い顎関節症です。
まずは正常な噛み合わせの状態を意識することから始めて見てください。
安静位空隙と言って、2〜3mmです。
最近では、国際的に噛み合わせと顎関節の関係が、多くの識者から否定されています。
日本でも、マウスピース(スプリント)などは一切使用せず、マッサージとストレッチのみのアプローチで治療している大学病院があります。
そのぐらい、今は顎関節症の治療方法は変わってきているのです。
一昔前までは「顎関節症?じゃあマウスピースを作りましょう」と言われることが多かったかと思いますが、今ではもう違うのです。(確かに経営的には、、)
なぜ筋肉へのアプローチが多くなってきているのか、これで少しお分かりになっていただけたでしょうか。簡単に言ってしまえば、
「噛み合わせを矯正治療やスプリント(マウスピース)で改善させても治らないから、筋肉をほぐそう。」
ということです。
筋肉をほぐす方法は色々とありますが、それは歯科医師によってさまざま、とだけ申し上げておきます。
また、マウスピースを完全に否定する訳ではなく、使い所によってはマウスピースが必須な状況ももちろんあります。歯ぎしりや食いしばりから歯を守るためには有効です。
私も未だに、マウスピースを作成する機会が多くあります。
要は使い所なのですが、その使い所が最近では少し減ったというだけのことです。
以下、全く関係のない話です。
年末年始で、自分へのご褒美として、テレビ用のスピーカーを購入いたしました。
サウンドバーという棒状の物です。私が買ったものはサブウーファー(重低音が出るやつ)つきのものです。
家電量販店の、スピーカーが多く置いてあるブースで、様々なスピーカーの音を聴き比べる、という体験を初めていたしました。
今まで、あの部屋は恐ろしいところだと思っていました。
入ってみると店員さんも親切で、気付けば長時間居座っておりました。
本当は5.1chのサラウンドスピーカーが欲しかったのですが高すぎて断念し、エントリーモデルに毛が生えた程度の物を購入して意気揚々と帰宅。
繋いで音楽や映画などを観てみると、本当に衝撃でした。
映画館でした。
これはかなり満足度の高い買い物でしたので、ぜひ皆さまにもオススメいたします。
実際にいろいろなスピーカーを聴き比べて、違いが思いのほかハッキリとしていたので驚きました。
ですが飲食物と同じで、少しの違いであれば横に並べて比べてみないと、違いは分からないのかもしれませんけどね。
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